舞の種類


神楽舞の基本
 塩竈神楽の舞には、大きく二つの基本の型があり、
その他に獅子舞 があります。



1.祈祷の舞 - 基本の舞で、舞台の四方〈天下〉を清めて、もろもろの安泰を願う舞です。

・祓(はら)いの式
・神招舞(かみまねきまい)
・幣束舞(へいそくまい)
・弓取舞(ゆみとりまい)
・三本剣舞(さんぼんつるぎのまい)
・春日舞(かすがまい)
・雲取舞(くもとりまい)
・伊奘諾命(いざなぎのみこと)伊奘冉命舞(いざなみのみことのまい)


2.所作の舞(ストーリーのある舞) -  五穀豊饒(ごこくほうじょう)、商売繁盛(しょうばいはんじょう)、
豊漁祈願(ほうりょうきがん)の舞です。 

・種蒔舞(たねまきまい) - 滑稽男(こっけい)が作物の種蒔きをする五穀豊饒(ごこくほうじょう)を願う舞。
・鯛釣舞(たいつりまい) - 恵比寿(えびす)様が鯛を釣り上げる豊漁祈願(ほうりょうきがん)の舞。 
・恵比寿大黒舞(えびすだいこくまい) - 恵比寿様と大黒様が力を合わせて鯛を釣り上げる、
豊漁祈願(ほうりょうきがん)商売繁盛(しょうばいはんじょう)の舞。



※獅子舞(ストーリーのあるのが特徴) -  悪魔払い、火伏せ(ひぶせ)、
息災延命(そくさいえんめい)を祈る舞です。

・滑稽獅子舞(こっけいじしまい) − 滑稽男(こっけい)が、寝ている獅子を起こして怒らせてしまう舞。
・親子獅子舞(おやこじしまい) − 仲睦まじい親子の獅子に鬼が悪戯をしに出てきて、
困っているところへ鍾馗様(しょうきさま)が登場し、鬼退治をする舞。
・荒獅子舞(あらじしのまい) − 獅子舞が荒々しく舞台を駆け回る、火伏祈願舞(ひぶせきがんのまい)。



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